墓石の工事

墓石を建てるというと、つい、どんな墓石を選ぶか、どんな墓石の形にするか、どんな書体の墓石の文字を彫ってもらうかなどを考えがちですが、忘れてならないこととして、墓石の工事があります。

墓石の工事とは、墓石を墓所に立てることなのですが、これがなかなか大変な作業です。

墓石自体とても重いものですし、和式の墓石は石の組み合わせにも気をつけなくてはならないからです。

通常、墓石を工事する際には、まず基礎工事として地盤をしっかり整えます。

墓所全体を30cmから50cmほど掘って、基礎を作ります。

まるで家を建てるときみたいですよね。

セメントなどを使って、丈夫な基礎を作ったら、納骨堂を作ったり、排水用の穴を設置したりして、墓石がきちんと長持ちするような環境を整えなくてはなりません。

さらに、墓所を見ればわかるように、墓石だけでなく周囲に石を並べて、墓所を囲う低い石の外柵を作らなくてはなりません。

それができて、ようやく墓石が運び込まれます。

基礎の上に緩衝材を挟んだり、きちんと水平になるように慎重に計ったり、石の順番を正しく並べて行ったりして、ようやく墓石がきちんと建てられていくわけです。

この時には、角をしっかりあわせたり、位置がずれないように接着剤で補強したりして、なかなか細かく大変な作業が続いていきます。

たいてい、墓石の工事には1週間かかると言われています。

墓石の工事はつい見逃されがちですが、非常に重要なことなのです。